絵本のなる木

2児(両方男の子)の父が、毎晩の絵本読み聞かせを通して、おすすめ絵本を紹介していきます♪お楽しみに☆

ろうそくの灯りと温かな気持ちになれる

ろうそくいっぽん (えほんひろば)

ろうそくいっぽん (えほんひろば)

「ろうそくいっぽん」

〈初めて読み聞かせした子どもの年齢〉
長男…1才6ヶ月
次男…1才0ヶ月

「こぶたのブルトン」シリーズなどで人気の市居みかさんの作品です。

〈あらすじ〉
夜中、男の子がおかあさんに見送られながら、ろうそく一本を持って出かけるところから物語は始まります。今日はふくろうじいさんの誕生日。ろうそくの火が消えるまでにお祝いの場所に着かなければなりません。途中、いろいろな動物たちに呼び止められ、火を貸してあげながらも、男の子は「いそげ、いそげ」と走ります。そして、ふくろうじいさんの誕生日パーティが始まります。

〈読んでみました〉
市居みかさんの絵はとてもかわいく、温かみであふれています。ろうそくの火が夜の森を明るく映し出す様も見事です。文も短く、小さい子どもでもわかりやすく書かれています。(ちなみにこの絵本はウチの長男の2才の誕生日プレゼントでした。)

ふくろうじいさんの100才の誕生日パーティは、大勢の森の動物たちに囲まれて開催されます。ケーキには100本のろうそく。「せーの」でふくろうじいさんが吹き消すのですが、読み聞かせをしていると、こどもたちも一緒に吹き消してくれます。(おかげでウチの絵本はこのページだけつばきが飛んでちょっとヨレヨレしています 笑 )吹き消した後の様子が本当に火を消したように描かれていて必見です。こどもはこの2ページがお気に入りで、何度もページをめくったり戻したりしてました。

ラストはみんなで山から上る朝日を眺めます。なんとも暖かい気持ちになるエンディングです。
 名作だと思います。

〈ここが「木になる」〉
余談ですが… 作中にいろいろな動物がでてきますが、火を扱うのは人間の男の子だけです。男の子は出会う動物たちに火を分けてあげ、動物たちと一緒にたき火や花火を楽しみながら先を急ぎます。このあたりが私は意味シンな気がして、 唯一火を使える人間が、他のいきものたちを助ける為に、火をどうつかうべきか問われているような気持ちになります。
「大きな火は何も生みゃせん」とは何かの映画(たぶんナウシカ)のセリフだったと思いますが、そんな言葉を思い出しました。