絵本のなる木

2児(両方男の子)の父が、毎晩の絵本読み聞かせを通して、おすすめ絵本を紹介していきます♪お楽しみに☆

引っ込み思案な頃に。「だんだんやまのそりすべり」

だんだんやまのそりすべり (日本傑作絵本シリーズ)

だんだんやまのそりすべり (日本傑作絵本シリーズ)

「だんだんやまのそりすべり」

初めて読み聞かせした子どもの年齢

長男…5才4ヶ月
次男…2才10ヶ月

作者紹介

「ちいちゃんのかげおくり」などのあまんきみこさんと「むしむしでんしゃ」などで知られる西村繁男さんの作品。

あらすじ

だんだん山のそりすべりを楽しむこどもたちの中で、一人なかなか滑り出せないいっちゃん。
ぽつんと残ったお山のてっぺんで、不思議などうぶつたちと出会います。その中には同じ名前のいっちゃんというこぎつねがいて…

読んでみました

西村繁男さんの絵は書き込みが多く、読み返す度に新たな発見があったり、ちょっとしたサイドストーリーが楽しめます。

今作では、二羽の小鳥が表紙からラストまで度々描かれています。
いっちゃんとこぎつね、ぽつんと立ちすくんでいても、ずっと小鳥が暖かく見守っているかのようです。

ラストでは、人間の子どもたちと動物の子どもたちとで見開きいっぱいに雪あそびする様子が描かれていますが、ところどころに雪だるまや凧などが彩りを加えています。

 ウチの子どもたちはそういった細かい書き込みが好きなので、「なんでこんなトコにたこ?」など1ページ1ページ熱心に見ていました。

 あまんきみこさんの文体はやさしく、いっちゃんとこぎつねを包みこむようにお話は進みます。

なかなかそりで滑り出せない二人にちょっとしたきっかけ。

それはなんでもない、だんだんやまの風でした。

風に押された二人は転がって雪だらけになって笑います。

このあと、こぎつねのそりは主人を乗せずに、そりだけで滑って行ってしまいますが、人間のいっちゃんはそりを探すために奮い立ちます。

そして、二人乗りのそりでこぎつねのそり目指して滑っていくのですが、この過程が引っ込み思案な次男には引き込まれるようで、食い入るように見ていました。

木になるところ

失敗をおそれないことや、困っている仲間がいたら、それが自分の苦手なことでも手をさしのべるやさしさ。

言葉にするとそれだけで終わってしまう、だけど大切なことを味合わせてくれる本だと思います。

裏表紙の雪だるまにも心がなごみますよ。

 初ブログ、読んでいただきありがとうございます。今後もいろいろな絵本を紹介していきますので、お楽しみに。