絵本のなる木

2児(両方男の子)の父が、毎晩の絵本読み聞かせを通して、おすすめ絵本を紹介していきます♪お楽しみに☆

ラストのセリフに心がふるえる「ぼくのだ!わたしのよ!3びきのけんかずきのかえるのはなし」

「ぼくのだ!わたしのよ!3びきのけんかずきのかえるのはなし」

ぼくのだ!わたしのよ!―3びきの けんかずきの かえるの はなし

ぼくのだ!わたしのよ!―3びきの けんかずきの かえるの はなし

初めて読み聞かせした子どもの年齢

長男…5才4ヶ月
次男…2才10ヶ月

作者紹介

「スイミー」などで有名なレオ=レオニさんの作品を、詩人の谷川俊太郎さんが訳した絵本です。
お二人がタッグになっている作品は他にも「フレデリック」など沢山あります。

あらすじ

にじがいけに3びきのかえるが住んでいました。
名前をミルトン、ルーパート、それに女の子のリディアといいます。
3びきはいつもけんかばかり。池のみずを自分のだ、地面はぼくのだ、果ては空気すらもわたしのよ、と。
ある日、大きなひきがえるに、うるさくてなかなわん、と注意されますが、3びきとも聞く耳をもちません。
そこに嵐がやってきて…。

読んでみました

レオ=レオニさんと谷川俊太郎さんタッグの作品は幼児にはやや文が長い作品が多いですが、本作は比較的文字数が少なく、読みやすいかと思います。

文体は詩的で、ああ日本語ってきれいだな、としみじみします。

3びきのかえるはけんかばかりですが、嵐で共に生死の境をさまよい、一緒にいることに喜びを感じるようになります。

その過程が短いながらも美しい文章に凝縮され、最後の「みんな、みんなのものよ」というリディアの一言で締めくくられます。

木になるところ

我が家は寝る前に、お布団の上で子どもをあぐらの上に座らせて読み聞かせしています。

本作を読んだ日の私は、気分がややささくれだっており(理由は忘れました 笑)読み方が少々あらかったと思います。

しかし、本作を読み進むにしたがって、気持ちがしずまっていくのをかんじました。

そして、ラストの一文。

「みんな、みんなのものよ」

この言葉でちょっとこみあげるものがあり、読む声がふるえました。

すると、子どもなりに読み方の変化にきづいたのでしょう、私を振り返ってにこっと笑ってくれました。

子どもから特に絵本の感想は聞かれませんでしたが、大人の読み方の変化からでも、何か感じてくれればいいな、と思います。