絵本のなる木

2児(両方男の子)の父が、毎晩の絵本読み聞かせを通して、おすすめ絵本を紹介していきます♪お楽しみに☆

11ぴきのねこシリーズ

11ぴきのねこふくろのなか

11ぴきのねこふくろのなか

〈初めて読み聞かせした子どもの年齢〉
長男…4才ころ
次男…2才前半

<作者紹介>
馬場のぼるさんは漫画家でもあり、絵本作家でもあり、実は群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」の初代をデザインした方でもあります。(ちなみに現在の「ぐんまちゃん」は2代目)
絵本では「11ぴきのねこ」シリーズ人気です。

<あらすじ>
おなじみのトラネコたいしょう含む11ぴきのねこ。今日はみんなでおでかけです。途中に「はなをとるな」などの立て札が立っていますが、11ぴきのねこはおかまいなしに花を摘んだり、木に登ったり、袋に入ったり。そのうちウヒアハという化け物に捕まってこきつかわれてしまい…さてさて11ぴきのねこはどうなるのでしょう??

<読んでみました>
11ぴきのねこ」シリーズ、ウチのこどもたちも大好きです。特にこちらの「11ぴきのねこ ふくろのなか」は長男の保育園の発表会の題材になったこともあり、長男のお気に入りであります。

馬場のぼるさんは漫画家ということもあってか、絵がとても見やすいですね。色と線がはっきりしてるのでわかりやすく、こどもにも親しみやすいようです。ウヒアハの、怖いようでちょっとまぬけな雰囲気も好きです。

立て札にある禁止行為をことごとく11ぴきのねこたちが破っていくのもおもしろいです。「~するな」と書いてあったら、やってみたくなってしまうのが人のサガです 笑。こどもたちなら尚更でしょう。それを繰り返すと、ウヒアハのような怖い化け物に捕まってしまいますが、ここからが11ぴきのねこたちの真骨頂。逆にねこたちが立て札をうまく使って、ウヒアハをやっつけます。この賢さが子どもたちには痛快なようですね。

ちなみにウヒアハをやっつける棒、ねこたちはどこから取ってきたかわかります?ウヒアハのお城の旗に使われているんですよ。他のページで小さく描かれているのですが、長男は目ざとく発見しておりました。子どもの観察眼おそるべし 笑。

最後は意気揚々と帰りながらも「こわかったねぇ」と頷き合うねこたち。なんともかわいいです。そして道路に「わたるな」の立て札。「ねこたちドッキリ」の文には合いの手のようで笑ってしまいますね。
ラストは「11ぴきのねこ」シリーズ恒例の「おお、11ぴきのねこどうろなんかわたらない~」と急に作者が声高らかに語りかけるような言葉でおわります。他の「11ぴきのねこ」でも同様の文体で終わるのですが、これが読み手としてはなんともおもしろく、声を大にして読んでしまいます 笑。このくだりはなんなんだろうな、といつも笑ってしまいますが、他の絵本とは一線を画すもので、「11ぴきのねこ」シリーズならではの醍醐味ではないかな、と思っています 笑。

<ここが「木になる」>
表紙の楽しそうな11ぴきのねこ。よく見ると10ぴきです。残りの1ぴきは??と裏返すと、裏表紙に呑気に葉っぱを持ったねこがいます。その後ろでは木の影に怪しい化け物…。物語を暗示した作りになっていますね。こういうあたり、子どもは大好きで、発見すると嬉しそうに教えてくれます。

もうひとつ。11ぴきのねこ、トラネコたいしょう以外はみんな同じネコで見分けがつかないのですが、実はそれぞれ動きが違います。驚き方、歩き方、お昼ご飯の食べ方、みんな個性があります。1ぴき1ぴき見てみると、またおもしろいかもしれませんね。