絵本のなる木

2児(両方男の子)の父が、毎晩の絵本読み聞かせを通して、おすすめ絵本を紹介していきます♪お楽しみに☆

予測不能の展開「みみずのおっさん」

みみずのオッサン (絵本・こどものひろば)

みみずのオッサン (絵本・こどものひろば)

初めて読み聞かせした子どもの年齢

長男…5才5ヶ月
次男…2才11ヶ月

作者紹介

長新太さんは数々の絵本や児童文学の挿し絵を描かれています。
受賞作も多く、「さかさまライオン」(さく/内田麟太郎)で絵本にっぽん大賞、「ゴムあたまぽんたろう」で日本絵本賞など、枚挙にいとまがありません。

絵本にっぽん大賞は数回受賞されているんですね。すごいです。

「へんてこライオン」シリーズはEテレ「おかあさんといっしょ」でも放映されています。

あらすじ

みみずのオッサンが散歩していると、ドロドロとした変なものが行く手を阻みました。

ペンキ工場が爆発し、ペンキが流れてきたたようです。さらにクレヨンや絵の具の工場も爆発し、町はペンキやクレヨンや絵の具に呑み込まれていきます。
ベトベト、ドロドロ…この先にいったいどんなお話がまちかまえているのか…。

読んでみました

長新太さんの作品を読まれたことがある方はご存知かと思いますが、毎度のことながら、話が奇想天外の極みを行っていますね。

今作も驚きの展開の連続です。

序盤、みみずのオッサンは確かにそこに居るのですが、特にストーリーとは関係ありません 笑。

大量のペンキに呑まれながら、「でもきれいね」と言う人間のおかあさんやおとうさんも謎ですが 笑。

絵の具とクレヨンの工場も続けて爆発し、町は呑まれて車などの動きが止まり、さてどうなるのか?となったところでみみずのオッサンの出番です。

もぐもぐむぐむぐとペンキ、絵の具、クレヨンで呑まれた全ての物を飲み込んでいきます。

そして、みみずのおっさんの茶色い排泄物がどこまでもひろがっていきます。
地平線になるくらいどこまでもどこまでも 笑。

やがてみみずのオッサンの茶色い排泄物は緑になり、恐竜の時代になってしまいます。

もうなにがなんだかわかりませんよね 笑。

ウチのこどもたちは恐竜が出てきたので、ちょっと喜んでいましたが、ストーリーの意外性に「なんでー?」と頭の中は?マークでいっぱいのようでした。まぁこの、なんともいえないわけのわからなさが私は大好きなのですが 笑。

絵本の読み聞かせというと、子どものためになる、教養のあるもの、と考えがちですが、「みみずのオッサン」のようなわけのわからないおもしろさもいいんじゃないかと思います(「みみずのオッサン」に教養がないという意味ではありません)。

世の中にはこんなみみずのオッサンがいて、大昔にこんなことがあって、みみずのオッサンの排泄物の上に我々は生きている、なんて考えたら愉快じゃありませんか?自由で奔放で、実におもしろいです。

絵本の世界のふところの深さや多様性をまざまざと感じさせてくれるのが、長新太さんの絵本だと思います。

木になるところ

今回は単純に気になるところ。中表紙というのでしょうか?表紙をめくると、みみずのオッサンに人が乗っている絵があります(裏表紙の裏にも)。

やや落書きのようにも見えます 笑。この人はサイズ的にはこびとということになるでしょうか、作中には出てこない人物ですね。

読み終わってから見ると、思わず「だれ?」笑いがこみ上げてくる不思議な絵です。

ちょっと注目ですね 笑。

もうすぐ3才の次男は、ペンキやクレヨンでヌルヌルベタベタと黄色1色やピンク1色になっている動物たちのページで、シルエットクイズをしていました 笑。
「これなーんだ?!」と 笑。こどもの発想はおもしろいですね。