絵本のなる木

2児(両方男の子)の父が、毎晩の絵本読み聞かせを通して、おすすめ絵本を紹介していきます♪お楽しみに☆

読後が爽やか「しまうまのしゃっくり」

しまうまのしゃっくり

しまうまのしゃっくり

初めて読み聞かせした子どもの年齢

長男…5才5ヶ月
次男…2才11ヶ月

作者紹介

デーヴィッド・マッキーさんは「ぞうのエルマー」シリーズが有名ですね。ウチの長男が大好きで、全作読んでいます。
私は「りんごぽいぽい」も好きです。
矢川澄子さんは作家であり詩人であり、翻訳家でもあります。非常に沢山の作品がありますが、翻訳の本が多いです。
子どもの本の翻訳には「おばけりんご」などがあります。

あらすじ

突然しゃっくりが止まらなくなったしまうまのゼブくん。お友達のトラやワニたちが治し方を教えてくれますが、「いや、けっこう」と聞く耳を持ちません。

しゃっくりは治らず、そのうち、しゃっくりのしすぎでシマウマのシマまでずれてきてしまいます。

どうしたらいいのでしょう。

読んでみました

デーヴィッド・マッキーさんの絵は「ぞうのエルマー」シリーズでもそうですが、キャラクターに愛敬があり、親しみを感じやすいです。

明るい色が多いので、全体的にカラフルで楽しげな印象を受けます。

矢川澄子さんの翻訳もわかりやすくていいです。デーヴィッド・マッキーさんの文はやや長いものが多いのですが、翻訳の絵本を読んでると思わせないぐらい、しっくりしています。

しゃっくりって困りますよね。本当に、どうやったら止まるんだろう、と思います。

しまうまのゼブくんはプライドが高いみたいで、困った所を見せたくないのか、治し方を教えてくれるお友達を相手にしません。

この、みんなのしゃっくりの治し方が愉快です 笑。

(とらくん)息をとめて、目を閉じて、あいうえおをおしまいから言う

(ぶたさん)ひざの間に首をつっこんで、水をコップ1杯反対側から飲む

(ぞうくん)なるべく長い時間、けんけんする

(わにくん)逆立ちして、ボールを足に挟み、歌をうたう

こうして書き並べてみるとおもしろいですね。どれもこれも、私の個人的には聞いたことがない治し方です 笑。

しゃっくりの止め方って、日本だけでもさまざまですし、外国も含めると沢山ありそうですね。そこに目をつけるのもさすがです。

さて、ゼブくんはしゃっくりのやりすぎで、自慢のシマまでおかしくなり、ようやく治す気になります。

結局全部、治し方を試すのですが、どれも効果はありません。

この下りは好きです。
相手にしなかったゼブくんに、みんなちゃんと治し方を教えてあげてます。

でも、実際にやってみたら滑稽で、笑っちゃう。治らないから次のお友達のところへゼブくんが行くと、みんなついてきて、様子を見て笑っています。

ゼブくんもだんだん笑いが止まらなくなって、最後にみんなで大笑い。

実はみんな仲いいんですね。

シマも直ってゼブくんがみんなとさよならする絵がなんともいいです。

桜の木がまわりに植わって、満開なんですよ。

まじめでふざけたことをしないゼブくんが、みんなと打ち解けてバイバイするシーンを、さらに晴れ晴れとさせてくれる絵ですね。

年長組の長男はしゃっくりにあまりかかったことがないので、あまりピンとこないようでした 笑。
ザンネンです。
もうすぐ3才の次男は、なんとこの本を読んだ翌日にしゃっくりになるという、なんともタイムリーなことをしてました。

「え?さかさでお水飲むの」とちょっとビビってましたが、ほどなくおさまったのでホッとしたようでした 笑。

木になるところ

最後に風邪の治し方をみんなが教えてくれそうになるやりとりがありますが、私個人的にはみんなの風邪の治し方も聞いてみたかったですね 笑。

プライドの高いゼブくんを気にかけてくれるお友達はみんなやさしいし、途中小バカにされてるのかな、とカチンときてしまいそうなところで笑えるゼブくんも実はおおらか。

月並みかもしれませんが、登場人物たちに癒され、暖かい気持ちになる絵本でした。