絵本のなる木

2児(両方男の子)の父が、毎晩の絵本読み聞かせを通して、おすすめ絵本を紹介していきます♪お楽しみに☆

イヤイヤ期に読みたい絵本「こわくない こわくない」

こわくない こわくない (とことこえほん)

こわくない こわくない (とことこえほん)


** 初めて読み聞かせした子どもの年齢
長男…5才6ヶ月
次男…2才11ヶ月

作者紹介

内田麟太郎さんは「ともだちや」や「むしむしでんしゃ」など数多くの作品があります。「さかさまライオン」で絵本にっぽん賞を受賞されるなど、受賞作も多いです。私は「ともだちや」シリーズも好きですが、文字数がやや多めなので、もう少し子どもたちが大きくなってからのお楽しみにとっておこうと思っています。
大島妙子さんは「たなかさんちのおひっこし」や「タマミちゃんハーイ」などの作品があります。

あらすじ

まーくんはなんでも反対のことを言いたがります。おとうさんとお風呂に入って「あったかいねー」と言われても「あったかくなーい」と答えたり。
ある日、夢の中でおばけに「こわいだろう」と驚かされますが、「こわくない、こわくない」と夢の中でも反対のことを言うまーくん。だんだんこわいおばけになってきて…。

読んでみました

大島妙子さんのキャラクターは、まーくんもおばけもかわいいですね。ふんわりとしたタッチで描かれているので、ほのぼのします。表情も豊かで、おとうさんとおかあさんのまーくんへのやさしいまなざしに、ほっと温かな気持ちになります。

内田麟太郎さんの文は、まーくんとのおとうさんやおかあさん、それにおばけとのやりとりを、単純ながらもやさしく表現してくれています。

おばけにおどかされながらも「こわくない、こわくない」と言い続けるまーくん。この繰り返しのやりとりも楽しいですね。子どもは繰り返しが大好きな上に、おばけがどんどん変化していくので、我が家の子どもたちもどんどん引き込まれていくようでした。

ついにおばけのほうが根負けして大泣きすると、まーくんも今まで我慢していた分もあって大泣きしてしまいます。そこで夢から目が覚めるわけですが、おかあさんに「こわい夢をみたのね」と言われても「こわくなかったよ」と答えるまーくん。さすがです。

最後のページに文はなく、おとうさんとおかあさんに、まーくんが両手でブランコしてもらっている様子が描かれています。おとうさんもおかあさんもニコニコ。まーくんもニコニコ。まーくんの笑い顔は実はこのラストまで、一度もないんですよね。その分読み手のほうに、とても温かな余韻が残ります。
おまけのように裏表紙に描かれている、おばけに乗ったまーくんにもクスリとしてしまいます。このあたりの大島妙子さんの、遊び心みたいなものはステキだなぁと思います 。なんとも読後感がさわやかになります。

木になるところ

おとうさんとおかあさんの間ですやすや眠るまーくん。こわい夢から覚めた泣き顔のまーくん 。
なんだかたまらなくかわいいです。

まーくんを見ていたら、少し前の次男を思い出しました。イヤイヤ期真っ最中で、何を言ってもイヤイヤ。反対のことばかり言ってきかんぼうな感じの頃。(今も少しイヤイヤは残ってますが 笑)

大変だったけど、寝顔とか泣き顔とか、たまらなくかわいい時もあったな、と。
ちょっと前のことなのに、妙に懐かしさがこあげてきます。

まーくんのパジャマがウチのと似ていることもあるからかもしれません 笑。

イヤイヤ期に出会っておきたかったな、と思う絵本でした。