
- 作者: 小風さち,山口マオ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2014/09/29
- メディア: 単行本
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初めて読み聞かせした子どもの年齢
長男…1才なかごろ
次男…1才ごろ
作者紹介
小風さちさんは「わにわに」シリーズが有名ですね。我が家にも全巻あります。福音館書店社長を務められていた、松居直さんの長女さんなんですね。驚きました。
山口マオさんも「わにわに」シリーズが代表作ですね。独特の木版画が特徴的です。わにわにを描く為に、小風さちさんから「熱川バナナワニ園」を勧められたそうです。やはりワニと言えば「熱川バナナワニ園」ですね 笑
あらすじ
お風呂が大好きなワニの「わにわに」。お湯を張って、わにわに流お風呂の楽しみ方を見せてくれます。あぶくを飛ばして遊んだり、シャワーヘッドでカラオケしたり。最後は体を拭いてお風呂をでます。
読んでみました
本作が「わにわに」シリーズの記念すべき第1作目だったと思います。ちなみに他には…
「わにわにのおおけが」
「わにわにのごちそう」
「わにわにのおでかけ」
「わにわにとあかわに」があります。
我が家では5冊セットを長男のクリスマスプレゼントにした気がします。(何才のころかはわすれてしまいました。f(^^;)
どれも甲乙つけがたい名作ぞろいです。

- 作者: 小風さち,山口マオ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2019/02/04
- メディア: 単行本
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初めは本作を図書館で借りてきたのですが、これはおもしろいし、子ども受けもいいなと思い、長男にプレゼントしました。無邪気に喜んでくれましたね。今だったら、リュウソウジャーがいい!とか言われそうですが 笑。
さて、本作ですが、わにわにがお風呂に入り、お風呂でどう過ごすかが丹念に描かれています。
え?それだけ?と言われたらそれまでですが、それだけです 笑。
それだけで充分におもしろいのが、こちらの絵本のすごいところです。
お風呂入って、おもちゃで遊んだり、シャワーヘッドで歌ったり、あぶく飛ばしたり、って、子どもがやったらそんなに珍しいことでもないですよね。
でも…でも、ワニがやるとなんだかおもしろいんですよ。あのジャングルにいるようなワニが、普通の日本的なお風呂で遊んでいる、この異空間な光景。違和感丸出しなことなのに、違和感なく当然のように進むストーリー展開 笑。
もう、目が離せませんよね。特に子ども 笑。
ウチの子どもたちはなにやらワニ好きだったので、大いにわにわにのことが気に入りました。
さらに、このわにわにがまた妙にかわいいんですよね。リアルだけど、歌ってるところとか、なんかヌけてるところがゆる〜い感じでかわいいです。
風呂上がりにタオルで体を「ぐにっぐにっぐなっぐなっ」と拭くところなんかは、子どもがお風呂上がりにマネしてました 笑。(我が家のせまい脱衣場でやられるとかなりジャマでした 笑)
最後に「わにわには おふろが だいすきです。」の文とともに、おいしそうにジュースを飲むわにわにが描かれています。ジュースがなんともおいしそうで、わにわにも満たされた表情をしています。
なんか「お風呂入って、風呂上がりに一杯飲みたいな」なんて気分になります 笑。
ただお風呂に入るという、毎日の身近な習慣なので、子どもにもわかりやすく、とっつきやすい内容ですよね。それをワニにするアイデアは本当におもしろいなぁとおもいました。
木になるところ
カランから直接お湯を溜める、お風呂の作りやダイヤっぽいひねり。ロボットのおもちゃ。
最近は見られなくなったものばかりですよね。そのせいか、妙にノスタルジックな気分にさせられます。
これは、他の「わにわに」シリーズにも見られることです。微妙に懐かしさを感じさせる、ちょっと前の道具や景色が描かれています。大人にとってはほっとする、安息の雰囲気のようなものを感じられる絵本でもあると思いました。
それも「わにわに」シリーズの人気の要因の一つなのかもしれませんね。