絵本のなる木

2児(両方男の子)の父が、毎晩の絵本読み聞かせを通して、おすすめ絵本を紹介していきます♪お楽しみに☆

おばけ大好きな子どもに。「オバケやかたのひみつ」

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子どもって、なぜかオバケ大好き★

満月の夜、オバケと一緒に遊べたら、どんなに楽しいことでしょう🎵

 

オバケやかたのひみつ―まんげつのよるになにかがおこるよ (日本の絵本)

オバケやかたのひみつ―まんげつのよるになにかがおこるよ (日本の絵本)

 

 

初めて読み聞かせした子どもの年齢

長男…5才8ヶ月
次男…3才2ヶ月

作者紹介

大島妙子さんは出版社勤務を経て、「たなかさんちのおひっこし」でデビューされています。
絵を担当されることが多いようですが、本作は文も担当されています。
当ブログでは、「こわくないこわくない」を以前に紹介させていただきました。

賞など

日本図書館協会選定

あらすじ

主人公マイケルは、オバケ大好きの男の子。お部屋はオバケグッズでいっぱいです。
ある満月の夜、建築家なパパのお部屋から運び出したおうちの模型がひかり出します。
おうちをのぞいてみると、沢山のオバケたちがいて…。

読んでみました

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オバケって、なんでだか子どもは好きですよね
(*´ω`*)
ウチは兄弟そろってオバケ大好き💕
 
なので、絵本もけっこうオバケや幽霊👻の出てくるものを選んだりします。
 
せなけいこさんの「おばけえほんシリーズ」もよく読まれています。
 
そして、本作。
図書館にて、かわいいオバケの絵に惹かれたようで、借りてきました。
 
初めは全体的に色づかいが暗く、なんかパッとしないな(ごめんなさい💦)と……。
 
しかし、それは演出だったんですね。

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満月の夜に、おうちの模型に明かりが灯るのですが、そこから色づかいが一気に明るくなります。
 
物語も一気に盛り上がります。
 
のぞいてみると、かわいいオバケたちがお掃除にいそしんでいます 笑。
 
オバケがきれい好きという設定もおもしろいですね。
 
オバケと言えば、暗いところからひゅ〜どろろ😱みたいなイメージですが、本作では真逆をいっております。
 
マイケルに「ウェルカム」と声をかけ、フレンドリーにオバケのやかたへ誘ってくれ、一緒にごはんを食べたり、お風呂に入ったり、いろんな遊びをしたり…。
 
このシーン、私的には映画「グレムリン」(ちょっと古いかな😅)の、グレムリンたちが街で大暴れしているところのBGMを思い出します。(わかります?笑)
 
しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎて、やがて、オバケたちは空へとかえって行ってしまいます。
 
「また満月の夜に」と言い残して。
 
マイケル少年、さみしかったけれど、また満月に会えるのかと希望を持ち、朝を迎えます。

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目覚めると、パパがおうちの模型を見て、マイケルを振り返ってにかっと笑います。
 
そもそもおうちの模型はパパのものでしたね
f(^_^)
 
おうちの模型のオバケについて、パパとマイケルが話している様子は描かれていません。
 
ちょっと「おやっ?」とおもいましたが、敢えてふれずに、そこは読み手の想像に任せるところでしょうか。
 
なんでも説明的にならず、こういった「間」を持たせるような手法も良いですね。
 
その効果はラストに活かされます。
 
満月の夜、おうちの模型を前に、オバケを待つマイケル。
そこにパパが現れ、二人でジュースを飲みながら「来るかな…」と待ちます。
 
読み手としては、(やっぱりパパもオバケのこと知ってたんだな)と感じられる場面ですね。
 
先ほどの、敢えて触れない「間」があってこその気づきだと思います。
 
そして、おうちの模型に明かりが灯ったところで締めくくられます。
 
この、明かりが灯って終わるところもいいですね。
読後の余韻が心地よいです。
 
裏表紙には、明かりの灯っているおうちの模型を前に、飼い犬のチャッキーが眺めているところが描かれています。
 
チャッキーだけ、ということは、マイケルとパパはおうちの模型の中ということょうか。
 
二人はオバケたちとどんな時間を過ごしているのでしょうか。
 
素敵な裏表紙ですね☆
 
 
 
 

木になるところ

最後に恒例のおすすめポイントです♪
 
①オバケがいっぱい
    かわいいオバケたちとの過ごし方が愉快です。「グレムリン」のBGMがピッタリ 笑。
 
②オバケが明るい
    ともかく明るくフレンドリーなオバケたち。オバケの暗いイメージを払拭☆オバケのこわい子どもも、オバケがこわくなくなるかも 笑。
 
③マイケルとパパのオバケを待つシーン。
    月明かりに照らされながら、オバケを待つ二人。
「来るかな…」
「来るさ」
    この会話。なんだかいいシーンです。
 
④裏表紙
    大島妙子さんの作品は、裏表紙に物語の続きのような絵が描かれているので見逃せません。
    毎回その絵にほっこりさせられます。
 
以上でしょうか。
 
時間をかけて、ゆっくり読み返すと、改めていい絵本だな、と思います。
裏表紙を見ながら、なんだかしみじみとします。

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ある満月の夜に、どこかで、オバケたちとこんな楽しい時間を過ごしている親子がいるのかもしれません。。。